赤ちゃんがなかなか授からない場合、夫側・妻側双方にいろいろな要因が考えられますが、検査を受けても原因がわからない場合もあります。その中には、心の問題で授かりにくくなっている場合も実際にあります。当院ではこれまで、心理的にブロックがかかっているのではないかと疑われた方に対して主に退行療法で対応し、約10名の方がお母さんになられました。

また、ヒプノセラピーには退行療法だけではなく、イメージと暗示を用いた方法もあります。リラクゼーション法や自我強化法などがこれに相当します。なかなか赤ちゃんが授からない場合は、授からないこと自体からくるストレスのほかに、治療からも大きなストレスがかかると言われており、これらの方法を習得することも非常に有用と考えられます。このような方法では約6名の方がお母さんになられました。

当院ではそのような情報を「日本生殖心理学会」「日本心身医学会」「日本催眠学会」の学会発表等で発信してきましたが、日本ではまだヒプノセラピーを知っている方は少ないのが現状で、ましてや、それを妊娠の問題に応用する「生殖ヒプノ」を知っている方は少ないと思われます。そこで、当院ではこのたび、「生殖ヒプノ」をより広く知ってもらい、多くの皆様に実際に体験していただくための有料モニターを募集することにしました。「生殖ヒプノ」の詳細については、当ホームページの診療内容(心理)の後半部分を参照されてください。

~~~個人セッションについて、モニター期間中、下記のように当院の通常料金の半額で施療させて頂きます~~~
退行療法初診:30000円(3時間)→15000円 / 再診:20000円(2時間)→10000円
イメージ暗示療法:15000円(1時間半)→7500円
注:初回は別途30分~1時間程度、モニターの説明・同意や心理検査に時間を要します。

☆モニターの方には、施術後の感想文を書いて頂くことと、最終施術から3ヶ月後・12ヶ月後に面談(心理検査含む)を受けて頂くこと、妊娠・出産した場合に報告することをお願いします。心理検査は施術前にもあります。1回の施術で終わることもありますが、特にイメージ暗示療法は繰り返し行うことをお勧めします。感想文と初診時の状況・治療内容・経過は、匿名かつプライバシーに配慮した形で、当院ホームページ・学術論文誌・学会発表・著作等で使わせて頂きます。

☆対象:①婦人科クリニックにて「不妊症」と診断されている40代までの女性:タイミング療法・人工授精・体外受精など(なぜか着床しないなど)、どのような治療ステップにあられる方にも対応します。特に、妊娠中絶の既往のある方や流産・死産を経験した方、40代の方、治療の終結を決めあぐねている方には退行療法がお勧めですが、下記に相当する方はご注意ください。なお、男性側に不妊の原因がある場合でも対象と致します。
※高プロラクチン血症で処方薬のある方はイメージ・暗示療法からになります。退行療法は受けられない場合があるので、ご了承ください。また、精神科・心療内科・脳外科等に通院・加療中の方では、ヒプノセラピーを受けるにあたって主治医の先生のご了承が必要です。ご了承のある場合は、イメージ・暗示療法から施療します。
②診断を受けていなくても20・30代の女性で1年以上妊活している方

☆お申し込みは当院ホームページのお申し込みフォームから:コメント欄に「モニター希望」であることを明記してください。