良く頂くご質問

良く頂くご質問をまとめてみました。タイトルをクリック頂きますと、お答えが表示されます。他にもご質問などがございましたら、お気軽に「ご質問・お問合せ」フォームよりご連絡ください。

A:
催眠療法中に意識を失ってしまうのではないか、とか、自分で自分をコントロールできなくなるのではないか、セラピストにコントロールされてしまうのではないかという心配をされる方が時々いらっしゃいます。

診療内容の項にも書いておりますが、結論から申し上げると、催眠の状態でも意識はあります(むしろ、いつもよりも意識が集中した状態になっています)。ですから、言いたくないことは言わないし、やりたくないことはやりません。また、いつでも目をあけて催眠から覚める自由を、クライエントの方はもっています。

また、セラピストとして私は、クライエントの方をコントロールしたいとは思いません。自分の浅はかな知識を押し付けるのではなく、クライエントさんご自身からの変化をひきだしたいという思いがあるからこそ、催眠療法を行っています。通常の医師と患者関係では、医師は患者に教えることが多いと思います。しかし、教えられることで得られる変化はそう大きくはなく、一時的なものにとどまることが多いように感じています。中には、患者さんがその医師の言葉に心から納得して決意し、病気を治癒に導くような永続的で大きな変化が起こることもあるでしょう。しかし、いくら医師とはいえどもそうそう患者さんにそこまで決意させることは難しいといわざるをえません。でも催眠療法であれば、患者さんの潜在意識の中にある答えをひきだすことができます。自分からでてきた答えですから、患者さんは心の底から納得しています。そして決意したことを行動に移せるよう、自己暗示を続けていくと大きな変化を得ることができます。

実際に催眠療法を受けた方からいただいた感想が参考になると思いますので、「皆様からの体験談」を是非ご覧ください。

A:
心理療法・催眠療法を受ける方を、心が弱くなっていると、受け取る方がたまにいらっしゃいます。しかし、私は全く反対だ、と感じています。催眠療法は常日頃から自分に向き合っている方が受けた場合に、最高の成果を産むのです。自分に向き合うのは、そう簡単なことではありません。ある程度の心の強さを必要とします。心に蓋をして、なかったことにして日常をなんとかやり過ごしている方もあるでしょう。薬に頼っている方もいることでしょう。その中で、心理療法・催眠療法を受けようとしているあなたは、しっかり自分に向き合う勇気を持っている人、治る準備ができている人、なのです。

A:

何度も妊娠反応陰性、生理がくる、という体験をされている方の中には、あとで失望するのがこわい、と妊娠するのを期待しないようにしている方がいらっしゃいます。もっともなことだと思います。特に体外受精を受けられている方にとっては、受精卵を移植してから判定までの期間、実際にお腹の中に子供がいると想像をかきたてられる場合も多く、その後に陰性という結果になると大きな喪失感を味わうことになります。

ジェットコースターにも例えられる、この大きな感情の揺れを体験すると、自分を守るために感情が薄くなっていく方がいらっしゃるのは事実ですし、妊娠に対する期待をもつのはこわい、と受け止める方がいらっしゃるのも当然でしょう。また、医学がいかに進歩しようと、生物学的に妊娠の適齢期は20歳台というのは変わらないことであり、妊娠を希望される方の高齢化という問題は無視できませんから、あまりにも現実的でない期待はしないほうがいいのかもしれません。

ですが、その一方で、細かいことをとりあげてこれこれがよくないからうまくいかないのだとか、また今回も不妊治療がうまくいかないのではないかと治療を始める前から心配ばかりされているような方は、心配したとおりになかなか妊娠しないという印象を私はもっています(漢方外来での経験からえた印象です)。逆に、例えば自宅をつくる際にこども部屋を準備するような方、自分が子供を産んだ後のことがイメージできている方は、これまた印象で申し訳ないのですが、最終的に子供を授かることが多いように思います。深層心理学あるいはスピリチュアルな世界では、自分がイメージできないことは実現しない、イメージすることから始まる、といわれております。今の科学では説明できないことかもしれませんが、本来、子供は授かりもの、私たち人間の意思・欲望のままに作るものではありません。ですから、そのような世界の知恵も利用してみてはいかがでしょうか?

当院の個人セッションでは、まず退行療法を行い、なぜ今不妊で悩んでいるのか、その背景になっているもの、無意識なブロックになっているものを潜在意識の中でさぐることにしています。さらにその方の人生設計がどうなっているのか、その方の潜在意識を確認し、その上で妊娠に向けたイメージ・暗示療法を行うことを基本としています。退行療法の結果、妊娠がゴールではないという結論に達する場合もあります。それはそれであり、なのではないでしょうか?EHエリクソンは人間の心理社会的発達を8段階にわけてとらえ、第7段階壮年期の特徴を生殖性VS沈滞としました。生殖性とは、自分の子供を産み育てることがわかりやすい形ではあるが、それだけではない、世代から世代へと伝えられていくあらゆるものを意味すると言っています。

次のQ&A「4. なぜ「子宝ヒプノ」から「生殖ヒプノ」に変更したのですか?~「生殖ヒプノ」のめざすもの」も是非参照されてください。

A:

直接的なきっかけは、「子宝」という言葉が嫌い!とはっきり言われる女性に出会ったことです。実は「ヒプノファーティリティー」をどのように日本語に訳すのか、私自身ずっと迷ってきました。「不妊」より「未妊」という言葉によい印象をもったりしましたが、最終的には、新しい造語ではなくて古くからある言葉を使いたかったこととポジティブな表現ということで「子宝」としておりました。そして、その「子宝」には、血のつながった実子だけではなくて、養子という形できた方や仕事上などで関わる子どもなども含む(たとえば、保育園の先生として育んだ子ども)、としてきました。

しかしながら、一般的には「子宝」というと実子を指すというのは否めませんし、未妊・不妊に悩んだ経験のある方には、その言葉で周囲の人々から責められた経験をもっていて「子宝」にポジティブなイメージをもっていない場合も多いものです。そして、前のQ&Aにもでてきた、著名な精神分析家で発達心理学者のEHエリクソンが「生殖性」という言葉を使っていること、エリクソンの言うように「実子を産み育てることだけではなく、次世代に残すすべてを指すのだ」と強調したいことから、当初は親しみがわかないと感じていた「生殖」という言葉ですが、あえて、この言葉を、このプログラムを表す言葉として使うことにしました。

以前、「子宝ヒプノ」のグループセッションでは、自然妊娠を目指すのであれ体外受精等との併用であれ、最初から妊娠をうながすイメージワークをしておりましたが、「生殖ヒプノ」のグループセッションでは、まずは母性の開花をうながすプログラムを受けていただき、それから「近い未来、母性をもっている自分が育んでいるもの」をイメージして頂きます。その育んでいるものは人それぞれであり、実子である場合もあれば、そうでない場合もあります。妊娠をうながすイメージワークは、別途その後でとなります。個人セッションについては前項に書いたとおり、以前のまま変わりありません。

なお、「生殖ヒプノ」は、当院長が共同研究をさせていただいたHORACグランフロント大阪クリニックの森本義晴先生に名付けて頂きました。